ローザンヌ国際バレエコンクールVol.3
Prix de Lausanneの続きです。
日に日に良くなっていく、出場者たち。この数日で、みんな力が発揮できる状態になっていく不思議なコンクール。斜めの床もすっかり克服し、この舞台で踊れる喜びがそうさせるのか、お客様の盛り上がりからパワーをいただくのか、みんなが素晴らしい演技を披露。もはや競技ではなく一つの舞台を創っている様子。優も日本からたくさんの応援をいただきて、この日のために、必死で練習してきたものをだしたい!誰もが思うことですが...。応援くださった皆様、本当にありがとうございます。
セミファイナリスト80名。20名がファイナルに選ばれる。
ファイナルの結果の発表の時は番号と名前が呼ばれます。悔いはなくても、もう一度ローザンヌの舞台で踊りたい‼という欲はあったと思います。
本当に信じられませんがファイルに残ることができ、少し涙ぐんでいました。もちろん私もうれしかったです。優はファイナルに残れなかった出場者のことを気にかけていました。北京国際コンクールの時にはファイナルに進めなくて悔しかったので、気になったのでしょうね。そう言えば北京の時もとても楽しんではいたけれど、空気にのまれていたなぁと...。
今よりふたまわりも小さな体で挑んだ国際コンクールは、何もかもが初めてで。でも、そこで自分がどうなりたいかがわかり、変わってみせる!!!と誓いました。それからは、今まで以上に自分の身体とバレエに向き合い、身体の改造と、レッスンを毎日、2度3度するようになりました。全て今回のローザンヌのコンクールにとってのステップになったに違いありません。陳建国先生に感謝しています。ありがとうございます。
今はハンガリーに留学中ですが、時間がある時はいつも自主練でやったバーレッスンの動画を送ってきて、どう?って...(#^^#)
最初は1週間、長いなぁと思っていたけどあっという間にファイナルの日に。
緊張しすぎて10日ほど前からお腹を壊していて本番前も何度もトイレ行きたい…と言っていました。...が、気分は最高潮!!!夢のファイナルの舞台で踊れる喜びに心臓が破裂しそうにドキドキワクワク♪♪♪
古典のバリエーションでは、今まで練習してきた中でもいちばんのものが出たようでした。「気持ちよかったぁ~~~!!!」
コンテのバリエーションでは途中からキレてしまったのか、急にフラフラになり豪快に転倒しました。しかも2回も…(*´Д`)「こけた~~~!!!」って戻ってきて。もういい、もういい、よく頑張った!指導者としてダメなのかもしれないけれど、彼を讃えることしかできませんでした。
バレエで知り合ったお友達、日本のコンクールでお世話になっている先生方や舞台関係のスタッフさん、発表会などでお世話になっているバレエスクールの先生、生徒さん、以前 バレエを習っていた方々、そして徳永紀子バレエスクールの仲間や家族・・・その他たくさんの方々からの応援メッセージをパワーに変えてローザンヌの舞台で踊り終えました。本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。